2024年02月25日
能登半島地震から二ヶ月が経とうとしております。
こうした中、ハーティハイムでは、地震を想定した訓練を地域の方々と一緒に実施しました。
私どもの施設では、近くにお住まいの方に「非常時協力員」としてご協力いただいています。地震や火災などの災害があった時に、ご協力いただける範囲で、避難などのお手伝いをお願いしているもので、年1回お集まりいただいて、介護施設ならではの取り組みを実践しています。
今回は、非常時協力員さんに施設から応援要請の電話をかける模擬訓練からスタートです。非常時協力員の皆さまには、小雨も降る寒い中、お集まりいただきました。
まず、訓練に先立って本日の訓練内容を説明させていただきます。
今回は、2階や3階にいるご利用者さまに1階まで避難していただく内容です。
災害時にはエレベーターは使わないのが鉄則ですので、車いすの場合は建物にあるスロープで1階まで下りる必要があります。
しかし、車いすの操作は、簡単そうに見えますが、車いすの使用者に配慮した操作が必要になりますので、まず車いすの特性を体験していただきました。
講師役は当施設の介護課長が務めさせていただきました。
車いすの基本的な操作を体験した後は、車いすで移動しながら、施設内の消火栓や消火器などの消防設備なども実際に確認していただきました。
その後、実際に車いすを利用してスロープで降りていただきます。交代交代で車いすに乗ったり、介助する役をしていただきます。
スロープは少し傾斜がありますので、この点も注意しながらの操作が必要になります。ちなみに下りの際は、後ろ向きで降りる方が安全で車いすに乗っている人にも不安感を与えません。
参加いただいた非常時協力員の皆さまからは、「車いすの基本的な使い方が分かった」、「こういった訓練を体験できてよかった」というようなお声も頂戴できました。
また、せっかくの機会でしたので、施設内にあるリハビリの器具を実際に使用して、リハビリ体験もしていただきました。
地震をはじめ、災害はいつ襲ってくるか分からないもの。そういった時に地域の皆さまとお互いに協力し合えることはとても大切なことと考えております。
本日の訓練、お疲れさまでした!!
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いまだ能登半島を中心にした被災地では、多くの方々が避難を続けておられますし、不幸にしてお亡くなりになった方もあり、改めて心からのお悔やみと被害に遭われた皆様へのお見舞いを申し上げる次第です。
先月から行っていた能登半島地震被災地への募金につきましては、多くの浄財が集まりました。これに施設からも上乗せをして、全国介護老人保健施設協会を通じて被災地にお届けいたしました。
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これからもハーティハイムではご利用者様の安全第一を考え、努めてまいります。
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