2026年06月09日
ご利用者に寄り添う食事ケア研修を実施しました
~歯科衛生士監修のもと「実際に食べて学ぶ」体験型研修~
当施設では、日々のケアの質向上を目指し、「ご利用者に寄り添う食事ケア研修」を実施しました。
今回は、口腔嚥下委員会および歯科衛生士の監修のもと、座学だけでなく“実際に食べて体験する”実践型の研修を行いました。

■ 実際に食べて気づく「食事の難しさ」
今回の研修では、全介助のご利用者を想定して、とろみ食など、食事姿勢やベッドのギャッジアップの角度を変えながら、職員同士で食事ケアを行い、自身が実際に体験しました。
「飲み込みにくさ」
「口の中でまとまりにくい感覚」
「思ったよりも時間がかかる」
など、多くの気づきがありました。
ベッドの角度は60度~90度近くに上体を起こすことで飲みこみやすさが変わります。
普段行っている食事ケアの一口の量や次の一口を運ぶスピードも、ご利用者にとっては大きな負担となる場合があることを改めて実感する機会となりました。

■ 食事姿勢の重要性を再確認
ポイントは「座っている姿勢に近づけること」
ベッド上であっても、
・骨盤を立てる(お尻がずれないようにする)
・顎を軽く引いた姿勢を意識する
・クッションやタオルで体を安定させる
など、できるだけ「椅子に座っている状態」に近づけることが重要です。
また、足元が不安定な場合は、足元にクッションを入れて支えることで、より安定した姿勢を作ることができます。
基本的な姿勢が、誤嚥予防や安全な食事に大きく関わることを再認識し、
実際に姿勢を変えて食べ比べることで、「姿勢ひとつでこんなに飲み込みやすさが違うのか」と驚きの声も多く聞かれました。
研修後の現場では、食事姿勢に意識を向けながらケアにあたる職員が増えている様子があり、このような「お年寄りに寄り添う」体験型研修は、良い学びの機会となりました。
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